ニコラ ポール ステファン サルコジ・ド・ナジ=ボクサ

kagetsu2007-05-07

Nicolas, Paul, Stephane Sarkozy de Nagy-Bocsa


これが今月十六日からフランスの大統領になるニコラ・サルコジの本名らしい。ニコラ・サルコジ自身はフランス生まれのフランス育ちだが、父親はハンガリーからの移民で、母親はユダヤ系。こういう人が大統領になるというのは、これは凄いなと思う。


来月の国会議員選挙でもすでにサルコジの基盤UMPの優勢が伝えられていて、これはフランスは大きく変わるなと、いよいよ興味がそそられる。自由・平等・博愛のうち平等を押さえて、自由の割合を大きくしましょうという事だ。社会主義的色合いが濃い今のフランスが一気に右傾化して、実際にリベラルへと向かえるのか。目の前の小さな課題はバシバシッと成果を出してきた彼だけれど、国の舵取りをどれぐらい上手くやっていくのか興味津々だ。


県庁の滞在許可証申請課。前年までは普通の公務員が並んでいたのが、制服を着た警官に変わっていたあの日は強烈な思い出として残っている。移民系のサルコジの政治的志向が、移民系から強い反発を受ける様なものであるというのも不思議で、いったいどういう内面を持った人物なのだろうかと思う。