休日の朝の音楽

昨日から風邪で調子悪いのでうちでおとなしく音楽を聴いている。
昨晩はシャルパンティエの曲を中心とした「聖母マリアへの音楽集」というアルバムを聴いていた。シャルパンティエの音楽には真摯を感じる。修道女のためのスターバト・マーテル(H. 15)は、詞章無しで音楽だけ聴いたならそれとは気づかないような曲想。簡素なオルガン伴奏に素朴な旋律が繰り返されるだけだけれどとても美しい。


このアルバムにはニヴェール(GUILLAUME-GABRIEL NIVERS)という人の曲も一緒に入っていて、初めて聴いたのだが、これも中々良い。Alastair Ross指揮・オルガンによるConcerto delle Donneの演奏は優しさと透明感があって、小さな明るいカトリックの教会で聴いている心地にさせてくれる。


今朝聴いていたのがパイジェルロのピアノ協奏曲。イタリアのオペラ作曲家らしく伸びやかで楽しい曲。同じアルバムに入っているオペラの序曲も聴けば心が華やぐ。パイジェルロやヨハン・クリスチャン・バッハを聴くとモーツアルトの源流が分かるなあ。